tmk503’s diary

ファッション、料理、アート、旅行、日常に関するブログ

高円寺AnemoneとヴィンテージのOLD ENGLAND

1/3 高円寺の古着屋Anemoneさんの初売りセールに行ってきました。

 

ヴィンテージのBurberryAquascutum等クラシックなコートの名品が数多く揃うAnemoneさんの初売りは毎年多くの人が早朝から(早い人は前日の昼から。。)行列を作ります。

今年は朝5時の時点で40人も並んだとか。。。

 

そのような戦争状態なのでお店の写真は撮れませんでしたが、手に入れた戦利品を紹介したいと思います。

 

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それがコチラ。

名門OLD ENGLANDのダッフルコート。

フランスなんだかイギリスなんだか訳の分からん名前ですが、

 

1867年、パリのキャプシーヌ通りとヴォルネイ通りの角にオールド イングランド1号店が誕生しました。

当時はファッションに限らず生活全般をコーディネートできる品揃えで、
パリのみならず世界でも唯一の店となりました。

自由な精神に老舗の風格を備えたブランドとして、日本に上陸したのは1990年。
英国の正統派スタイルに、フランスのさりげなさを加えた、シンプルで仕立ての良い服。
優しく、少し甘く、そしてきれいな色。
これを「イメージ」として感じてもらえるような知的な大人の服。
オールド イングランドは、伝統を大切にしながらも鮮度を失わない
いつの時代も愛されるフレンチトラッド・スタイルを提案し続けます。

 

というブランドです。

oldengland.jp より。

 

このダッフルコートの何がすごいって生地圧倒的に生地

本来ダッフルコートって北欧の漁師が着用していたという説もある位、防寒性を重視して作られます。なのでウールをガッチガチに圧縮したメルトンで作られますが、これが重い、とにかく重い。

まぁこれはこれでオリジンを感じるので良いのですが、暖かくて軽かい方が個人的にはタウンユースに向いていると思います。

 

このコートはパイルヘリンボーンとかトリプルパイルとか呼ばれる特殊なヘリンボーン織りの生地で作られています。

 

ヘリンボーン織りのダッフルコートで有名なのがあの”H”から始まるあのブランド。

”H”が採用し、「ここの生地しか使わん」と言わしめたと呼ばれるのがこの生地です。

 

イギリスのMoorbrook(ムーアブルック)という会社が生産していたそうですが、世界に数台しか無いとても古い織り機でしか織れず、生産効率がメチャクチャ悪い。

それでも前述の通り、軽くて暖かく、深い谷が形成されるこのヘリンボーン生地は他社では真似出来ず、もう最強なわけです。

その後Moorbrook社は不況の煽りを受け倒産してしまい、この生地は世の中から姿を消すこととなりました。

 

この世界に数台しかない織り機は数十年の時を経て同じくイギリスのJoshua Ellisという会社が受け継ぎ、現在でも当時と同じクオリティの生地を生産しています。

 

私の購入したこのコートがMoorbrookかJoshua Ellisかは分かりませんが、いずれにせよヤバいコートなわけです。

 

 

手に入れた日は嬉しすぎて、即帰宅しビールを飲みながら1人ファッションショーをしたり、シュール極まりない置き絵(ファッション好きには分かって貰える?)を撮ったりして楽しみました。

 

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Coat : Old England

Knit : Uniqlo

Trousers : Hackett London (MTO; Fox Brothers)

Shoes : JM Weston 

 

という訳で新年早々とても良いものを手に入れることが出来たわけですが、OLD ENGLANDもさることながら、こういう代物がさらっと売っているAnemoneさんヤバいです。

 

それではまた。