tmk503’s diary

ファッション、料理、アート、旅行、日常に関するブログ

永遠のソール・ライター展 2020 @Bunkamura 感想

Bunkamkuraで開催されている写真家ソール・ライターの回顧展「永遠のソール・ライター」を見に行きました。

 

もう、本当に行って良かったです。
もう一回行きたい。

 

写真の片隅に捉えられた女の子や、人の波間でうつむく男の子。
雨雪に濡れた窓越しに見える人影や、傘越しに見る街。

ふだん見ている景色に似ているはずなのに、なぜかストーリーを想像させる。

私の好きな写真は 何も写っていないように見えて 片隅で謎が起きている写真だ」

の言葉の通り、いつもと変わらない日常の中にドラマチックなストーリーを想像させる、そんな写真の数々が印象的でした。

f:id:tmk503:20200113230200j:plain

 

写真の大半が影で隠れていたり、窓や雨といったフィルターを通していて少しぼけているせいか、70年代、80年代のニューヨークを盗み見しているような気分になります。

 

個人的にはBlue Skirtという作品が好きでした。

まさに「盗み見」しているような一枚。

f:id:tmk503:20200113225341p:plain

Blue Skirt


モノクロ写真はもちろん、カラー写真、セルフポートレート、スケッチブックや生涯のパートナーの写真など約130展が展示されているのですが、これが未発表の写真8万点のうちの一部だと言うので驚きです。

 

ソール・ライターが見ていた景色を盗み見する、そんな気分を味わえる写真展でした。

 

 

まだ発表されていない写真もぜひ見たい、、!

ソール・ライター財団がこの先10年は掛かると思われる未発表写真の整理をしているそうなので、次回の回顧展開催のためにも彼らの頑張りに期待。。。

 

 

 

ニューヨークが生んだ伝説の写真家
「永遠のソール・ライター」Forever Saul Leiter

2020/1/9(木)~3/8(日)

Bunkamura ザ・ミュージアム

 

 

写真引用

Blue Skirt, 1950s Chromogenic print, printed later/©Saul Leiter Foundation | Courtesy Gallery FIFTY ONE

Snow, 1960 Chromogenic print; printed later 14 X 11 inches Signed in ink on print verso. © Saul Leiter Foundation /